自分の葬儀、6割の人が「100万以下で」 終活で心配してしまうこと…実際にかかる総額費用は想定外?

お墓、ご供養の選択肢

 こんにちは!中井祐稀です。

 今回は、お墓の最新ニュースをまとめて考察していきたいと思います。題名は「自分の葬儀、6割の人が『100万以下で』 終活で心配してしまうこと…実際にかかる総額費用は想定外?」です。

 SBIいきいき少額短期保険株式会社(東京都港区)は、全国の50歳以上の男女1019人を対象に「終活・葬儀」に関するアンケート調査を実施しました。このアンケート調査をもとに解説します。

「終活」の必要性の認識

 調査によると、多くの人々が「終活」の必要性を感じていますが、実際に取り組んでいる人は4人に1人程度に留まっています。終活に対する関心は高いものの、具体的な行動に移すまでに至っていない人が多いことが示されています。これは、具体的な行動を起こすための段取りや何をすればいいのかわからないと回答している人が30%以上いることから、ご自身の身の回りの整理が日々の生活で忙殺されているのだと思われます。

私が福祉関係の知り合いに聞いたところ、以下は終活の中で優先的に行った方がいい項目になります。

終活の項目

 ・荷物の整理(断捨離):

  生活空間を整え、使わない物を処分します。必要な物と不要な物を見極め、整理することで、心にも空間にも余裕が生まれます。

 ・医療や介護の意思表示:

  万一の医療や介護が必要になった際の意向を明確にします。リビングウィルや事前指示書の作成を検討し、自身の意志を家族や医師に伝えます。

 ・財産の管理・整理:

  銀行口座、株式、不動産などの資産を見直し、必要に応じて名義変更や売却を検討します。不動産の境界線などの問題を解決し、相続時のトラブルを避けます。

 ・葬式の希望をまとめる:

  自分の葬儀の形式、場所、参列者などを決め、家族に伝えます。希望に沿った葬儀計画を立てることで、家族の負担を軽減します。

 ・お墓を決める:

 墓地の選択、墓石のデザイン、墓地の管理に関する詳細を決定します。お墓の場所や種類について家族と相談し、共有しておくことが大切です。→ミチスジの専門です✨

・相続についての取り決め:

 相続対策として資産の分配や遺言書の作成を行います。公正証書遺言など法的な手続きを通じて、相続の透明性を高めます。

 ・老後の資金・住まい計画:

  退職後の生活費の見積もりをし、資金計画を立てます。将来の住まいの選択(自宅維持、ダウンサイジング、介護施設など)を検討します。

 ・交友関係の整理:

 緊急時に連絡を取りたい人のリストを作成し、家族に伝えます。連絡先のリストは家族が必要とする際に役立ちます。

 ・老後にやりたいことのリストアップ:

  趣味、旅行、学びたいことなど、老後に実現したいことをリスト化します。自分の夢や希望を明確にし、充実した老後を計画します。

・エンディングノートの作成:

 自分の人生を振り返り、家族や友人へのメッセージ、遺された人への指示を記します。エンディングノートは、自分の意志を伝えるための大切なツールです。

 以上、優先的にした方がいい終活項目になります。

考えることが多いと、何から手をつけていいか迷ってしまいますよね。上記の項目を一つずつ見直すことをおすすめします。自分の財産はどのくらいあるのか、お墓はあるのか、今のままでいいのかなど、整理した先に自分がどのようにしてもらいたいのかを考えることが大切です。

また、約半数の人が家族と終活について話したいと感じているものの、実際に話しているのは約2割に留まっています。上記の整理をした上で、ご自身が何を望んでいるかを決めた後、ご家族に話すことがいいと思います。お正月、お彼岸、お盆などは1年を通して終活に関わることをご家族で話すきっかけになるので、相談してみてはいかがでしょうか。

お墓やご供養に関して不安や気になることがあればお気軽にお問い合わせください!

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

株式会社ミチスジ

株式会社ミチスジ

株式会社ミチスジ代表、奈雲祐稀と申します。学生時代からお墓やご供養に関する情報を発信し、その情熱が今日の会社設立へと繋がりました。私たちは、お墓の紹介、樹木葬の開発、寺院向けサービスを通じて、ご供養の新たな形をご提案しています。

新着
  1. ペット墓の増加:家族化したペットと供養の新しい形

  2. 1600年ごろから樹木葬はあった?!茂木藩細川家のお墓をご紹介!

  3. 業者のいい加減な対応による“墓石建て替え”トラブル例

  4. 道路の真ん中にある200基の墓—立ち退きが進まない理由とは?

  5. 人と自然にやさしい循環葬®︎「RETURN TO NATURE」

  6. 神戸市の新たな取り組み:身寄りのない高齢者を支える生前契約サポート

  7. 全国で注目される新しい形の永代供養サービス「楽養(らくよう)ご遺骨 永代供養サービス」

  8. 新しい時代のお墓参り:デジタルと伝統の融合

  9. お墓じまいの増加:新たなご供養の選択肢「teraumi」

  10. 『墓友』とは?- 生前から繋がる、新しい供養の形態

TOP