首都圏の1都3県では、近年、合葬墓が注目を集めています。複数の遺骨を一緒に納める合葬墓が、過去20年間で4倍に増加しました。これは、少子高齢化や核家族化の進行、お墓を守る人の負担増加への対応として、多くの方が選んでいるようです。千葉市のように、市営墓地に合葬墓を設置して以来、その人気は急速に高まり、特に樹木葬タイプの合葬墓への関心が高まっています。
千葉市の事例:圧倒的な人気
2013年に市営墓地に合葬墓を設けた千葉市では、その申し込みが飛躍的に増加しています。特に新設された樹木葬タイプの合葬墓への応募は、募集数の700件に対して3600件を超える申込があり、特に2人分をまとめて申し込む枠は、60人分の募集に対して2300人以上の応募がありました。このような大きな反響は、合葬墓に対するニーズの高まりを示しています。
公営霊園のメリット・デメリット
公営霊園での合葬墓は、比較的安価に購入でき、維持管理費も発生しません。これは経済的な負担を軽減する大きな魅力と言えるでしょう。しかし、公営霊園は広範囲にわたり、駅から遠く、霊園に到着後もお墓までの距離が遠いことがあります。お参りの際に、特に移動が大変と感じることがあるかもしれません。
最後に
首都圏における合葬墓の増加は、時代の変化と社会のニーズを反映しています。経済的な利点や、家族構造の変化に対応する形で、合葬墓への関心が高まっていることは明らかです。公営霊園の合葬墓を選ぶ際は、そのメリットを享受するとともに、アクセスの不便さなどのデメリットも考慮することが重要です。
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