最近、増加傾向にある供養方法として「手元供養」が注目されています。手元供養は、故人の遺骨や遺灰を自宅に置いて供養する方法です。家族構造の変化やお墓参りの困難さによる墓離れが影響しています。故人を忘れず、骨壷を自宅に安置している方は多くいます。お骨を身近に置く、身に付けるなどの選択肢が増えてきました。
これまでの一般的な供養方法は、亡くなった後に遺骨をお墓に埋葬することでした。しかし、跡継ぎのいない家庭の増加やお墓参りの困難さにより、墓離れが進んでいます。こうした中、自宅で故人を身近に感じながら供養できる手元供養は、新しい葬送方法として注目を集めています。
宅墓のご紹介
宅墓は、自宅にお骨を安置(保管)する新たな供養の形です。2021年のコロナ禍で注目されたのは、浦部石材工業の宅墓です。外出が困難だったコロナ禍では特に発注件数が増え、月に40件ほどに達しました。自宅にお墓があり、手元に故人がいることによってすぐに故人に触れられるというのが良い面です。
手元供養のメリット
手元供養のメリットには、故人を身近に感じられること、お参りをしなくても供養が可能なこと、個人の趣味に合わせた飾り方ができること、宗旨に関係なく供養ができること、お墓の建立や維持に比べて費用が抑えられること、お墓の管理が不要であることが挙げられます。一方で、家族や親族からの理解を得にくいことや、災害時の紛失リスク、手元サイズのため落としてしまうと壊れるリスクは、一般墓よりもあると考えられます。
お骨の一部を手元供養し、入りきらないお骨は一般墓で供養するケースもあります。各ご家庭に合ったスタイルを選べるのが手元供養の魅力です。亡くなった方のお墓や供養方法は各ご家庭で異なります。最適なお墓や供養方法は、皆さんそれぞれに存在します。迷っている方は、身近なお坊さんや詳しい方に相談してみてください。
また、お墓や供養に関して不安がある方は、私にお気軽にご連絡ください。
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