終活のリアル事情とは?

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墓じまい、相続、デジタル終活…これからの人生を整える準備

こんにちは。
本日は「終活」をテーマに、最近の傾向や知っておくと安心できる最新情報をまとめました。

日本では、自分の人生の最終章をどのように整えていくかを考える人が年々増えており、2025年現在、これは社会全体の関心事になりつつあります。


◆ 「終活」は7割以上が“必要”と感じている

雑誌やテレビでもよく目にする「エンディングノート」や「生前の断捨離」。

ある調査では、60~74歳の方の実に77.1%が「終活は必要」と感じているとのことです。
しかし、実際に行動を起こしている人は42.4%にとどまっている
というデータもあり、
「何から始めたらいいのかわからない」
「そろそろやらないと…と思いつつ後回しにしている」
そんな声が聞こえてきます。

▶参考:ハルメク|終活意識調査


① 墓じまい・供養の変化

  • 後継ぎがいない
  • 墓地が遠くて通えない
  • 管理費を払うのが大変

こうした理由から、**先祖代々のお墓を整理する「墓じまい」**が急増しています。

そしてその代わりに選ばれているのが、以下のような新しい供養の形です:

  • 🌳 樹木葬:自然の中に埋葬され、木が墓標となる新しいスタイル
  • 🌊 海洋散骨:遺骨を粉にして海にまき、自然に還る供養
  • 🏢 マンション型納骨堂:都市部に多い、ビル型の近代的な納骨スペース

▶参考:プレジデントオンライン|団塊世代が75歳に…葬送の未来

ちなみに評論家の**樋口恵子さん(92歳)**は、自ら墓じまいを行い、先祖5人分の遺骨を合同慰霊塔へ移したそうです。
▶参考:プレジデントオンライン|樋口恵子さんの墓じまい


② 相続と遺言:「書かないと揉める」は本当

遺産相続は、亡くなった後に家族が揉める大きな原因になります。

  • 遺言書がない
  • 話し合いの時間がなかった
  • 不動産の分け方が難しい

などがよくあるトラブルのもとです。

最近は**子ども世代から「親に遺言書を書いておいてほしい」**という声も増えています。


③ デジタル終活:スマホ・PCの“その後”を考える

  • ネット銀行の口座
  • SNSやLINEのアカウント
  • 写真や動画の保存データ

これらを家族が知らないまま残してしまうと、死後の手続きが非常に面倒になることも。

調査によると、

  • 「デジタル終活をやっておきたい」と考える人 → 85%
  • 実際にIDやパスワードを家族と共有している人 → 3割未満

▶参考:PR TIMES|デジタル終活の実態調査

最近では
✅ パスワードを紙にメモする
✅ クラウド金庫サービスを使う
✅ 定期的に家族と情報共有する
など、少しずつ“できることから”始める方が増えています。


④ 生前整理・断捨離:「片づけ」は家族への最高の贈り物

「終活」と聞いて最初に思い浮かべるのは、「部屋の片づけ・不要品の処分」。

実際、最も多くの人が「実践中・やりたい」と答えた終活がこの断捨離です。

  • 家の中の荷物が多くて不安
  • 死後に家族が片づけで困るのは避けたい
  • 老人ホームへの引っ越しを見据えて整理したい

思い出の品をデジタル化して手放す
エンディングノートに**「残す物/捨てていい物」を書き残す**などの方法も話題になっています。

▶参考:PR TIMES|終活でやっていること調査


最後に|終活は「人生を丁寧に閉じる」準備

終活は、「死の準備」ではなく
**「人生を納得いく形で整えるための活動」**とも言えます。

  • 墓じまいを考える
  • 遺言や資産を見直す
  • デジタルを整える
  • 荷物と心を軽くする

このうちのどれか1つでも、「やってみようかな」と思えたら、
それが終活の立派な一歩になるはずです。


▶ 私たちの取り組み

株式会社ミチスジは現在、千葉県流山市にて「樹木葬」の開発を進めています。
「家族に負担をかけたくない」「自然に還りたい」
そんな想いに応える、安心・やさしい供養のかたちを目指しています。

🌿 詳細は近日中にブログや公式サイトで発表予定です。
ぜひ、お気軽にご相談・お問い合わせください。

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株式会社ミチスジ

株式会社ミチスジ代表、奈雲祐稀と申します。学生時代からお墓やご供養に関する情報を発信し、その情熱が今日の会社設立へと繋がりました。私たちは、お墓の紹介、樹木葬の開発、寺院向けサービスを通じて、ご供養の新たな形をご提案しています。

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