生活における新しい選択肢:手元供養の注目

お墓、ご供養の選択肢

 最近増えてきたと感じる供養方法が手元供養です。手元供養は、故人の遺骨や遺灰、お骨の一部を自宅に置いて供養する方法で、家族構造の変化やお墓参りの困難さによる墓離れの影響を受けて注目されています。お骨を身近に置く、身に付けるなどの方法の選択肢が増えてきました。

これまでの一般的な供養方法は、亡くなった後に遺骨をお墓に埋葬することでしたが、跡継ぎのいない家庭の増加やお墓参りの困難さにより、墓離れが進んでいます。こうした中、自宅で故人を身近に感じながら供養できる手元供養は、新しい葬送方法として注目を集めています。

ご遺骨ペンダントの紹介

 ・中日ドラゴンズ公認「ご遺骨ペンダント」は、株式会社フューネが限定販売する新しい流れを象徴する商品です。ドラゴンズのロゴをあしらったおしゃれなデザインで、2019年限定で提供されています【https://www.atpress.ne.jp/news/191235】

 ・未来創想の遺骨ペンダントは、大切な人を常に身近に感じることができる特別なアクセサリーです。故人の遺骨や遺灰の一部を納め、日常生活の中でずっとそばに持つことができます。この手元供養の形は、愛する人への想いを形にし、いつも一緒にいられるような安心感を提供します。https://www.miraisoso.net/collections/3

手元供養のメリット

 手元供養のメリットには、故人を身近に感じられること、お参りをしなくても供養をすることが可能ということ、個人の趣味に合わせた飾り方ができること、宗旨に関係なく供養ができること、お墓の建立や維持に比べて費用が抑えられること、お墓の管理が不要であることが挙げられます。一方で、家族や親族からの理解を得にくいことや、災害時の紛失リスクがあることがデメリットとして指摘されています​​​​​​。

私の周りの方でも遺骨ペンダントとして身近に置かれている方がいらっしゃいます。そのかたは、樹木葬にお骨を埋蔵をしつつ、お骨の一部をペンダントとして身につけていました。

手元供養は、故人を忘れずに身近にお骨を置いておきたい方や、身につけておきたい方にとって、素敵な選択肢です。新しい供養の形として、多くの人に注目されています。

 ご自宅に置く宅墓というのもありますので、次回以降の記事で紹介させていただければと思います。亡くなった方のお墓や供養方法は人それぞれ異なります。最適なお墓や供養方法は、皆さんそれぞれに存在するはずです。もし迷っている方がいらっしゃれば、ぜひ身近なお坊さんや詳しい方に相談してみてください。

また、お墓やご供養に関してご不安がある方は、私にお気軽にご連絡ください。

株式会社ミチスジ

株式会社ミチスジ

株式会社ミチスジ代表、奈雲祐稀と申します。学生時代からお墓やご供養に関する情報を発信し、その情熱が今日の会社設立へと繋がりました。私たちは、お墓の紹介、樹木葬の開発、寺院向けサービスを通じて、ご供養の新たな形をご提案しています。

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株式会社ミチスジ代表、奈雲祐稀と申します。学生時代からお墓やご供養に関する情報を発信し、その情熱が今日の会社設立へと繋がりました。私たちは、お墓の紹介、樹木葬の開発、寺院向けサービスを通じて、ご供養の新たな形をご提案しています。

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